来年の桜を待つ日記

息子の大学受験を通した日々の記録。

昨日思い知ったこと

今月はじめの進研模試の結果が学校から届きました。
結果は・・・これはひどい
志望校はひとつをのぞいてすべてE判定。もちろんオーキャンへ行った第一志望も。
偏差値はここには書けないほど・・・

今までもずっとこんな風だったので、何かが大きく下がったとかではないのだけど、
衝突ありの、塾が始まりの、オーキャン行っての、いよいよ本格化(と私が勝手に思っていただけ)というところのコレなので、なんだかすごく凹みました。

本人のモチベーションも上がる様子もないし、現実、9月まではガッツリ部活で一日の勉強時間なんて、本人が徹夜覚悟くらいにならないと充分確保はできない。
今の時点で、そんな気さらさらなさそう。

夕飯を作る気力も失せ、ふとんに横になって悶々としてしまいました。

なんでこんなにガッカリするんだろう。
なんでもっと早く受験モードの環境を作らなかったんだろう。
もっと世間を知って、なんでうるさく言われてもお尻をたたかなかったんだろう・・・


そこから思考はどんどん陰に入っていきます。

私のなかに重く深く影を落としているのは、いわゆる三歳神話。

私はもともと体力もなく、産後は何かと精神的なストレスも重なったため、
息子があまり手をやかないのをいいことに、昼間などは外に連れ出したり話しかけたりせず、寝るだけ寝かせていました。その間に少しでも休養や自分の時間を取ろうと。

2歳~幼稚園の頃も、世にいう教育・子育て熱心なお母さんとは対極にいました。
親の言葉でなるべく多く話しかける。
外に連れ出して知的好奇心をやしなう。
自分で考えさせる力をつける。
情緒をはぐくむ。読み聞かせをする。
そんなことを積極的にはほとんどやっていなかった。

ただ、ごはんを作り食べさせ、お風呂に入れ、寝かせ、着替えさせ幼稚園に行かせただけ。

この子の将来のために・・・なんて何も考えてなかった。考える余裕もなかった。毎日日常をこなすのが精いっぱいで、空いた時間は少しでも眠りたかったし休みたかった。

今になって学業成績、学業への姿勢という形でその影響が出ている気がしてならないのです。

そんなことを考えていたら、親の期待に添わない成績(学習態度)の息子にイライラするどころか、そんな風にしてしまってごめんね、あなたの将来、未来をちゃんと考えなかった母親でごめんね、と、後悔と申しわけない気持ちでいっぱいになり、ふとんの上で涙がボロボロこぼれました。

今までも、私の育て方が悪かったんだわ・・・なんてうそぶくこともありましたが、
本当に今の息子に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいになったのは初めてでした。

本当は、息子が生まれてからずっと、親としての自信なんてこれっぽっちもなくて、
ずっとそのうしろめたさと背中合わせに子育てをしてきていたように思います。

そんな自分に言い訳をしていた時期もあったかもしれません。
勉強やスポーツや何かに秀でている周りのお子さんを見ると、人間の価値はそんなじゃ決まらない、もっと大切なものがある、と、息子に対してロクに働きかけも積極的な教育もしていない自分を正当化していました。

そしてそのくせ、もともと知能も高くなく、要領も悪く、怠け癖の強い自分と似ている息子に、努力次第でなんとかなる、人はやる気だ、と、自分が幼い頃親に言われ続けて一番イヤだったことを言い続け、息子のいい芽や可能性を、摘み取っていたような気がします。

最低な母親です・・・おまけに今更になって、息子に一定の学業成績を求め、大学受験の努力を強いろうとしている。

私は、そんな母親で、人間なんだ・・・

昨日、あらためて、真正面から、それを思い知ったのでした。