来年の桜を待つ日記

息子の大学受験を通した日々の記録。

停滞1

もうだめです・・・

この土日にまたやりあってしまった。
きっかけは、部屋の片づけ。
小学校のころから何度言っても、あの手この手を使って整理整頓を教えようとしても、
ほとんど自主的には片づけをしたことのない息子。
自分の部屋はほとんどゴミと必要なものの区別がつきません。

中学校の頃は、それを見るのもイヤでできるだけ息子の部屋には近づかなかったのですが、ある日息子の足の裏が異様に黒いことに気づき(廊下や階段の息子の歩いた後がすすを塗ったように黒くなってるのです)、恐る恐る部屋に行ったところ、鉛筆削りの中の削りかすを床にこぼしたまま、それを踏みしだいて歩いてたのです。
それを掃除機で吸うでもほうきで掃くでもなく、ほかのモノ(ほとんどゴミ)といっしょくたに床に放置しっぱなし。

このとき、さすがに異常かも?と思いました(前から片鱗は充分にあったんだけど)。

それからは家じゅうを汚されては困るので、時々は部屋を見に行くようになりました。
だけど一向に片付かず・・・

数週間かけて盛大に散らかした部屋を、土日にお尻をたたき一緒に片付け、そしてまた数週間すると元通り・・・・中学時代はそんな感じで過ぎました。


もう、すごいんです。写真に撮ってアップしたいくらい(いやしたくない)
そこで、強硬手段に出ました。
帰ってくる前に、ゴミと散乱したものをすべてベッドの上に山積みに。
本当に汚いゴミ(食べかす、脱ぎっぱなしの靴下)も、全部です。

そして帰ってきてから、それをきれいにするまではスマホも食事もさせない、もちろん寝ることもできない、と言って無理やり掃除させました。

そんなことを高2の終わりくらいから3度くらいやったかな。

で、土曜日です。

実はその前日に少し火種があったのです。
夕飯の時、公開されたばかりのある映画が面白いらしい、という会話をしていたとき。
「俺、明日観に行くよ」と。
午前中の授業が終わって塾へ行く前、彼女と観に行くというんです。
「は?」と。

部活がやっと終わり、新学期も始まり、気持ちを入れ替えて、気合い入れて、部活で遅れていた分を必死で取り戻してほしい、いや、きっとしてくれるだろうと期待していた矢先・・・
がっくりきました。
やっぱり全然危機感をもっていないんだと。自分の現状がわかってないんだと。

親ばかりが焦っている。不安になっている。
受験するのは自分なのに、なぜこんなに考えが浅はかなの???と。
映画なんて行く気にならないはずなのに。そんな気持ちの余裕あるわけないのに。


感情が昂ぶってくるのを抑えつつ、
「もうこれで最後にして、受験までは我慢しなさいよ」(娯楽を)と必死で声を抑えていうのに精一杯でした。

だけど、一晩中もやもや。
いろいろ、今までのことを考えると腹が立ってくる。

そして、朝。
生活リズムをきちんとして、自己管理をしてほしいから、今までは起こしていたけど、
もう起こさないよ、自分で起きなさいと言っていたのにもかかわらず、「また」家を出る5分前に起きてきた。「また」顔も洗わずに慌てて出ていこうとしている。
そこでまず抑えきれなくなりました。

「いいかげんにしなさいよ。当たり前の生活パターンもできてなくて大学なんか行けるわけない。なにを考えてるの? 映画なんか行ってる場合なの?」と。
送り出した後もまだ足りず、ラインを送りました。
「自分の現状をよく分析して、危機感をもっともちなさい」
「第一志望と第二志望ランクの大学でなければ東京にはいかせない」
「相談にはのる。他に行きたい大学があるなら話も聞く、検討もする。だけどそれに向けての本気が親に見えないなら、好きにはさせない」

返事はありません。

長くなったので次へ続きます。