来年の桜を待つ日記

息子の大学受験を通した日々の記録。

三者面談

夏休みに入ってすぐ、学校の担任との三者面談がありました。
前回、2年生最後の三者面談の時は衝突の真っ最中で、私も息子もけん制しあい、警戒しあいのサイアクな状態だったので、私は親としての意見をあえてまったく言わずに、無表情で「この子の人生なので、この子にもう任せます。私からは一切何も言うことはありません」と低い声で言い、息子と担任をどん引きさせたのでした・・・

今回は、言いたいけど普段は面と向かっては息子に言えなかった2つのことを言うつもりで、意気込んで行きました。

担任から、学校での近況、今の成績、志望校について話を聞いた後。
いつものように「お母さんから何かありませんか?」と言われたので、まずは一つ目。

1.今の第一志望は、教科以外に特殊な試験科目があり、かなりの個性や特別性が求め
  られます。その対策のための塾もあるほど。もちろん本人の一番志望するところに
  合格してほしいとは思っているけれど、もしそこが不合格だった場合に、第二志望
  の合格は確保できるよう、まずは教科の底上げを本気で考えてほしい。

実は、第二志望の大学のほうが偏差値が高かったりするんだけど・・・

そして二つ目は、担任の先生に立会人をしてもらうつもりの「親としての息子への宣告」。

2.もし、最終的に第一志望がダメで、第二志望ランクの大学も受からなかったら東京
  の大学へは行かせない。県内の大学か、近辺の専門学校で手に職をつけ早く社会に
  出ること。

引導です。
これを言ってよいものかどうかずっと葛藤がありましたが、現実問題として避けられない経済的なことの宣告、それから、なかなか切迫感を感じない息子への喝のつもりです。

親の都合で道を狭める、可能性を摘む、好きにできなかった・・・
自分自身がそう思っていた時期もあったので、果たして言ってよかったのか葛藤は今でもありますが、神妙な表情で聞いていた息子にあとは任せてみようと思います。